2011/12/31

すきすきだいすき

2011年が終わろうとしている
今年も大阪の実家に帰って来て
みんなで紅白を見ながらたこ焼きをして
千昌夫の「北国の春」を大合唱して
レディー・ガガの歌をじっと聞いたり
いつもの大好きな大晦日を過ごしている
なんだかんだやっぱり紅白は楽しい
なかなかそろわない家族4人みんなでああだこうだ過ごせる貴重な時間
嵐の中で誰が好きかとか
私よりお父さんの方が詳しかったり
泣いたり笑ったり歌ったり
千昌夫の同級生が出てきたところで胸いっぱいになったり
今年はとくにいい歌が多い!


いろんなことがあった2011年だったなぁ
ほんとにたくさん

また今年もひとり走馬灯ごっこをしようと思ったけど
いろいろ思い出せそうで
でも何も思い出せないような
あいまいなところに気持ちがある

3月に震災があって
10月に元気だった叔父の正ちゃんが死んだ
そのときに思った
いつもの風景は明日もあるとは限らないんだってこと
目の前にいる人も自分も
明日あるとは限らない
そしたら伝えたいことはちゃんと伝えないとなぁ
けんかしてた友達に連絡取ったり
好きなひとにしつこく好きと言ったり

そんな気持ちもやっぱり日常の中で薄れたりもしつつ

師走のなんとなくせわしない中にいて
西加奈子さんの「さくら」という小説を読み返したり
連続テレビ小説の「カーネーション」の総集編を見て
また思い出した!

震災にあった女の子が言ったことば
「もっとお母さんに好きって言えばよかった、弟を抱きしめておけばよかった」

ほんとにそうなんだなぁ
ほんとにそうなんだと思う

「カーネーション」みたいに好きな人が戦地に出征することはない時代だけど
震災があって事故があって病気があって
ニュースの中のことは人ごとではなくて
ひとりの命はみんなの命
大晦日に火事で亡くなった小さな命も
だれかのおなかに宿った小さな命も
みんなとどこかでつながっているんじゃなかなぁ
だから悲しかったりうれしかったりするんじゃないかなぁ
ってことをずっと考えている

けっきょく最後にいちばん大切なのはだれか大切な人の存在だけ
あの世に持って行けるのはその人との思い出だけ
その人を好きだと思った心だけ
ただ心だけ
心だけ

心だけよ

すきよすきよすきよー

来年もみんなに言えるか分からんが
忘れないように
恥ずかしくて言えなかったらちょっと笑顔で表して

すきよすきよだいすきよ

よいお年を

風邪気味よ
紅白見て
お風呂入って
寝るよ
静かなお正月を過ごすよ(希望)

さよなら2011よ